断熱材に求められること
生鮮食品などの移動で使われる発泡スチロール。例えば、蓋が開いていたり、穴が開いていたらどうでしょう?中の冷たい空気は外に逃げ、中のものは腐ってしまいます。
家も同じことで、冬暖房で暖められた空気は隙間があればどんどん逃げてしまいます。
吹き付け後発泡したミクロのフォーム(泡)が構造上生じるわずかな隙間も埋め、高い気密性と断熱性を実現
断熱材の内部に水分が侵入すると、水分の重みで断熱材が落たり、内部でカビが発生する可能性があります。
独立した気泡により毛細管現象などによる内部への水の侵入がありません
地震の多い日本、地震・強風などにより家は常に動いています。家が動くことによって断熱材がズレたり、割れたりすることも。また、木材の乾燥収縮により隙間が生じる可能性も。断熱材にも、その家の動きに追随することが求められます。
強い接着力と柔軟性で家の動きにも追随し剥離や脱落の心配もありません
ほかの断熱材との違いは?
アイシネンLDフォームの特長は、断熱材単体で高い気密性を確保できることです。
一般的な繊維系断熱材は、気密シートで気密性を確保できますが、断熱材を隙間なく充填できないため、隙間から熱が移動します。
このため、アイシネンLDフォームと繊維系断熱材の熱伝導率が同じであった場合、隙間が生じないアイシネンLDフォームのほうが、実際の断熱性能が優れることになります。
ほかの現場発泡タイプ断熱材との違いは?
アイシネンLDフォームは、世界各地で、長期間、様々な気候環境でご使用いただいており、通常のご使用下では、フォームの収縮や劣化の報告はなく、フォームの安定性に特長があります。
なお、実績に裏付けられたフォームの安定性と施工品質をお約束する認定スプレーヤー制度により、アイシネンでは、フォームの生涯保証書を発行しています。
結露しにくい理由は?
アイシネンLDフォームは、木造住宅に適した断熱材として、木材の調湿効果を妨げることがないように、適度な透湿率を確保しつつ、圧力差による空気の透過量を限りなく少なくなるように開発されています。
フォーム内の空気透過量が多いと、冬場においては、暖かく湿った空気がフォーム内を移動し、冷たい構造体に接触しやすくなるため、結露発生のリスクが高まります。
なお、アイシネンLDフォームの空気透過量は、他の現場発泡タイプの断熱材と比べ、とても低く、結露発生のリスクも低くなっています。